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ふわりふわり。

やっと春なのかなぁ…と、思える季節がやって参りました。
年甲斐もなく、自宅の庭でシャボン玉をとばしていたところ、
ふうわりと沈丁花の花の香りが漂ってきて、しみじみと春だなぁ…と。

季節の移り変わりは、目で見て、舌で味わって、様々な感じられ方がありますが、
香りを通じて知る春の訪れは、肌馴染みの良さもあり、一番の幸福度の高さなのではないかと思います。

当ショップでは、扇子のお色や素材感をより身近に感じて頂くために、
様々な工夫を凝らした写真を掲載しております。
日々ああでもない、こうでもないと試行錯誤しておりますが、
悔しいことに、どのような会心の1枚であってもお伝えすることのできないものがひとつ。
それが、香りなのです。

香木を用いた扇子をはじめ、香りは扇子とは切っても切れないもの。
夏の暑い日、暑気を払うために扇ぐ扇子から香る、不思議と心の落ち着くあの香り。
個人的には大変好ましく思う香りなのですが、
なかには不快に思われる方もいらっしゃるようなので、なかなか悩ましいところです。

ひとの好みも多様化し、一概になにが良いと言い切ることのできない昨今です。
扇子をお選びになる際に、香りのありなしが気になるようなことがございましたら、
お気軽にお問い合わせくださいませ。

どのような香りか?に、言葉を尽くしてのご説明は難しいかもしれませんが、
ご用途に合わせ、香りのありなしをご提案差し上げて参りたいと思います。


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